コイン精米機増設 利用頻度高く利用者からの声で計画

JA信州諏訪
無事の稼働を祈ってお清めを行ったコイン精米機の稼働式
無事の稼働を祈ってお清めを行ったコイン精米機の稼働式

JA信州諏訪は2月8日、諏訪市の旧四賀営業所敷地内に新たに増設したコイン精米機の稼働式を行った。小林昇経済事業本部常務理事が初精米し、機能と出来栄えを確かめた。組合員・地域住民からの要望に応えた施策。同敷地内での2台体制での稼働により、スムーズに精米してもらいたい考えだ。
同敷地内では、2021年からコイン精米機が稼働している。市街地からのアクセスが良く、利用頻度が高い。待ち時間の長さや急な故障への懸念から増設を要望する声が多くあった。
これを受け、JAは増設を計画。管内で、同敷地内で2台体制での運営は岡谷市の田中線センターに続いて2カ所目だ。
増設のコイン精米機は「うまみ精米」機能が付いているのが特徴。従来の精米よりも時間をかけ、優しく精米することでお米のうまみ層を残す新たな精米方式だ。「うまみ白米」と「うまみ玄米」がある。他にも、無洗米、白米の上白・標準、ぶつき米の8分・5分が選べる。糠小屋も隣接しており、利用者は自由に糠を持ち帰ることができる。
稼働式には、JA役職員5人が出席。無事の稼働を祈って、コイン精米機周辺と駐車場のお清めを行った後、小林常務が「つきあかり」30キロを精米した。
小林常務は「順調に使用できた。うまみ精米を初めて利用したのでどんな味か楽しみだ」と話した。利用者に向けて「自身で育てたコメやいただいたコメなど、精米しておいしく食べてほしい」と呼びかけている。

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