セルリー24年産生産販売高104% 高単価の1年に 1億円を超す重要な品目

JAあづみ
春作セルリー
春作セルリー

JAあづみセルリー部会は12日、安曇野市で2024年度通常総会を開いた。部会員やJA役職員ら17人が参加。24年度の事業報告や25年度事業計画など3つの議案を審議し、承認した。
JAあづみの24年度春作は、年明けの温暖でセルリー産地静岡の出荷が早まり、スムーズな切り替えができたため、2L5,000円の高単価で開始し堅調販売となった。また、出荷日の3日前までの出荷数量集計の精度を上げたことも売り場を確保につながった。
秋作では、夏場の猛暑により苗の根張りが芳しくなく、萎縮炭疽病や斑点病、萎黄病が発生し、出荷開始が全体的に遅れ収量減の結果となった。しかし1年間を通して、流通全体の数量が少なかったため、2L4,900円の単価高で出荷終了した。生産販売高は、前年対比104%の1億2000万円となった。
25年事業計画では、同JAとJA松本ハイランドからなる松本洋菜生産販売方針を基本に、新規に登録された新薬を活用するなど病害虫の防除に向けて取り組んでいく。またJAあづみとして、生産者の高齢化や部会員戸数の減少に歯止めをかけるため、若手生産者の新規参入および後継者の確保を部会一丸となって、高位平準化を目指していく。25年産生産販売計画は、1億478万円、出荷数量は4万300ケース(1ケース=10kg)。

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