JA松本ハイランド夢あわせ大学「協同活動みらい塾」は1月30日、今年度第10回目となる講座をJAグリンパルで開き、塾生11人が出席。また、今回はみらい塾のOB・OGやJA理事合わせて38人参加し「リーダーシップの発揮」~地域課題と支所協同活動~と題して合同で講義を行った。
同JAの夢あわせ大学の学長である田中均代表理事組合長が講師として登壇し「農協の誕生した歴史」や「JAのあるべき姿」など5つの項目について講義。「農協の誕生した歴史」では、協同組合は組合員の自助を土台とした共助の組織であり、今も変わらず1人ひとりが自立して互いに手を取り合う組織を目指していることを説明。「JAのあるべき姿」ではJAは役職員のための組織ではなく、組合員や地域住民が参加する「小さな協同」を土台とした組織であると伝えた。経営目標を立てたとき、誰に相談したら実現できるのか解決策を知っている仲間の情報を持ち、互いに重層ネットワークを構築して助け合い、地域に貢献することが大切と強調した。
その後、塾生たちは8班に分かれ①農業や地域の課題で取り組みたいこと②取り組むために必要な要件③どのような人たちと一緒に活動したいかについてグループワークを行った。農と地域の応援団を増やすためにJA理事とともに直売所でイベントを企画する案や「農業を次世代に引き継ぐためのPR活動案」などを発表した。学長からの意見をもらい「准組合員の組織化」「直売所同士のネットワーク」「地域のコーディネーター」など建設的な意見交流の場となった。
塾生は「これまでの講座と違いOB・OGやJA理事のみなさんにも参加してもらったので各地域の課題を詳細に知ることができ、深堀りしたディスカッションを行うことができた」や「地域のリーダーとして、力を合わせ地域と営農を盛り上げていきたい」と意気みを語った。
次回の講座は2月18日に、講座と卒塾式。その後には、10周年イベントを企画している。