県知事賞 更新型つるおろし栽培高い秀品率を実現

JA信州うえだ
賞状を受け取る清水さん
賞状を受け取る清水さん

JA信州うえだ管内の上田市でキュウリを生産する清水雅史さん(38)は、長野県野菜品質向上共進会で県知事賞を受賞した。表彰式が1月21日、松本市の松本合同庁舎で開かれた。
共進会は、生育状況と管理技術を主眼とした圃場(ほじょう)審査と、収量や栽培面積、経営面を含めた書類審査で評価した。
清水さんは、キュウリ17アールを栽培。ハウス型夏秋作型では県内では事例が少ない更新型つるおろし栽培を導入し、大面積での栽培を行っている。地域で行われた品評会で優秀な成績を収め、同栽培に適した品種選定や資材の検討など、作業効率の改善に熱心に取り組み、高い秀品率を実現している点を高く評価された。
清水さんは、「更新型つるおろし栽培を導入して2年目でまだまだ手探りですが、評価して頂いたのが嬉しい」と受賞の喜びを語る。今後については「栽培方法を研究し10アール当たり20トンの収獲量を目指します。また生産規模を拡大し安定した雇用ができる経営体を目指します」と話す。

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