JAみなみ信州とJAふくしま未来(福島県)は8日~10日、東京都渋谷区のJA東京アグリパークで「市田柿と伊達のあんぽ柿コラボフェア」を開いた。GI登録で共通点のある「市田柿」と「伊達のあんぽ柿」を知ってもらおうと行うコラボイベントは昨年に続き2回目の開催。3日間で2,661人が来場し干し柿を楽しんだ。
同フェアでは「市田柿」と「伊達のあんぽ柿」の試食や、それぞれの家庭用・贈答用商品のほか手に取りやすいフェア限定の食べ比べセット、干し柿を使った酢豚をがメインの特性弁当も販売し消費拡大を図った。イートインスペースで特製弁当を食べた客からは「新しいおいしさに驚いた」「家でも試してみたい」と好評だった。干し柿のほかにもりんごやいちご、きのこやジュースなど両JAの農産物や加工品なども並び産地をPRした。
市田柿を試食した東京都在住の60代女性は「名前は知っていたが市田柿を初めて食べた。歯ごたえのある食感が好印象だった。買って帰って家族で楽しみたい」と話し市田柿を購入した。
接客を行った同JA営農部販売課の今村晃二係長は「それぞれにブランド化した干し柿がコラボすることで、新しいファンづくりにつなげたい。市田柿を知っている方が多く知名度の高さを改めて実感した。これからも市田柿の魅力を様々な方法でさらに発信していきたい」と話した。
JAみなみ信州とJAふくしま未来は2023年に「伊達のあんぽ柿」GI登録をきっかけに包括連携協定を結び、柿以外の品目でもお互いに視察を行うなどJA間の交流も行い産地振興に取り組んでいる。