心温まる手芸品ずらり 冬場の収入アップへ

JA信州諏訪
1つ1つ丁寧に布ぞうりを作る牛尼さん
1つ1つ丁寧に布ぞうりを作る牛尼さん

JA信州諏訪管内の直売所では、直売所部会員が製作した手芸品を販売し、好評だ。管内A・コープ4店舗は12月から3月、夢マーケット3店舗とさざなみ新鮮市は1年を通して販売。手芸品は、農産物の少ない冬場の収入源となっている。
茅野市のA・コープファーマーズピアみどり店の直売コーナーには、手編みの帽子やマスクケース、鍋敷き、布ぞうり、ネックレス、ストラップ、お手玉、人形、つるし飾りなど、さまざまな種類の手芸品が豊富に並んでいる。
キクイモや長ネギ、クウシンサイなどの野菜を出品する牛尼チトセさん(90)は、布ぞうりの出品を始めて20年ほどが経つ。布ぞうりは、不要になった衣類や布を裁断して編み込んで作る。室内履きとして使える。シーズン中、20足から30足を製作して出品している。牛尼さんは「布ぞうりは、温かく履き心地が良い。人にも環境にも優しく多くの人に手に取ってもらえれば」と話した。

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