伝統行事で園児と交流 女性部が保育園で餅つき指導

JAみなみ信州
協力し餅つきをする園児
協力し餅つきをする園児

JAみなみ信州女性部龍江支部目的別グループ「つぼみ」は10日、飯田市の龍江保育園で、年少から年長園児34人と餅つきを行った。園児はきねと臼を使った餅つきや餅花づくりを体験し、できたての餅を味わった。
同グループメンバー5人が同園を訪れ昔ながらの餅つきの方法を指導。年長園児は1人で、年中・年少年園児は2人1組で掛け声をかけながら元気よく餅をついた。餅つきを終えた園児は「きねが重くて大変だったけど楽しかった。早くお餅を食べたい」と充実した表情で話した。出来上がった餅はきな粉やゴマ、あんこなどで味付けし園児とメンバーらで一緒に味わった。
同園の近藤由美子園長は「餅つきを行う家庭が減っている中、地域の皆さんの協力で伝統行事を経験できる貴重な機会を提供いただきありがたい。大きくなってもこの経験を忘れず、次の世代へと引き継いでいってもらいたい」と話した。
同グループの松島千代子副代表は「子どもたちが楽しみながら取り組んでいる姿に元気をもらえる。これからもできることを続け、郷土料理や伝統行事、食や農の大切さを伝える活動を行っていきたい」と話した。
「つぼみ」は現在15人のメンバーで地元の小学校や保育園で郷土料理伝承を目的とした食育活動を行っている。同園では五平餅づくりや野菜栽培の指導をしているが「地域とのつながりをより深めたい」と10年以上前から餅つきも一緒に行っている。

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