第115回JAみなみ信州枝肉共励会

JAみなみ信州
表彰を受ける関島さん
表彰を受ける関島さん

JAみなみ信州畜産共進会と同JAは12月16日、京都府の京都食肉市場(株)で肉牛生産者4人、同JA役職員3人が参加し、買参人およそ50人を前に第115回JAみなみ信州枝肉共励会を開催した。京都市場に約8割の肉牛を出荷する同JAでは、生産者同士が技術を高め合い、産地全体の技術向上のため同JA独自の共励会を行っている。同JAで生産する肉牛は目利きぞろいの京都市場で高い評価を得ており、「信州プレミアム牛」としてブランド化している。
今回は和牛雌7頭、和牛去勢15頭が出品され、最優秀賞・京都市長賞には関島紀作さん(76・飯田市)の出品した枝肉が選ばれた。最高ランク(A5・BMS No.12)の評価を得るとともに、京都食肉市場が最高品質と認める「京都食肉市場特選牛」にも認定された。関島さんは約60頭の和牛を飼育しており「物価高による牛肉の需要低迷や資材費の高騰が続く厳しい中ではあるが、今後も高品質な肉牛の生産に努め、安全安心な牛肉の供給に貢献したい」と話した。
同JAの寺沢寿男組合長は「当産地での肉牛生産は地域が誇る重要な産業です。産地では厳しい生産環境の中でも生産者が丹精込め高品質な肉牛生産を行っており、京都市場でも高い評価をいただいています。皆様には消費者まで届く力強い購買をお願いします」と買参人に呼びかけた。
▽入賞者は以下の通り
最優秀賞 関島紀作(飯田市)
優秀賞 夢ファームみなみ信州(高森町)
優良賞 常盤鉄男(飯田市)・吉川俊男(豊丘村)

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