JAみなみ信州農産物直売所およりてふぁーむ(飯田市)とりんごの里(飯田市)は4日から今年の営業を開始した。市田柿を中心にりんごや白菜、ほうれん草、ねぎなど新年とれたての冬野菜などが並び、市田柿やりんごの贈答を発送する客などでにぎわった。およりてふぁーむでは買い物客に「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」と声をかけ、お年賀のだるまのイラストが描かれたトイレットペーパーを手渡した。
開店と同時に来店し市田柿の生産者と会話した飯田市の60代女性は「シーズンを通して直売所に足を運んでは旬を探して楽しんでいる。市田柿の生産者からどれだけ手間をかけてつくっているか話を聞けて感激している。ありがたく大切にいただきたい。今年も直売所に通うのが楽しみ」と笑顔で話した。
夫とふたりで市田柿を出荷した久保田稲恵さん(飯田市・76)は「我が子を育てるように大切に市田柿をつくっている。初売りに出荷するのは初めてだが、新年に市田柿を食べてもらいたいと正月休みを返上して市田柿を出荷した」と、開店に合わせて丹精込めた市田柿を並べた。
直売所もなりんは6日から営業をスタートし、2月からは冬季休業となり今シーズンの営業を終了する。