りんご剪定講習会 次年度の栽培に関わる大事な作業

JA上伊那
実演を見学する生産者
実演を見学する生産者

JA上伊那果樹部会りんご専門部は12月17日~25日にかけて27会場でりんごの剪定講習会を開いた。このうち20日に箕輪町の永井至さんの園地で開いた講習会には生産者13人が出席。同JA担当指導員が剪定を実演し指導した。
剪定は日当たりの良さや農薬のかかりやすさ、作業性の向上を目的に12月~翌年3月までに行う。結実する枝を切るため、収量が減るとためらう生産者もいるが、枝が混み合っていると品質低下や病害虫のまん延、作業効率の低下につながるため、同JAでは講習会を開き、適切な剪定を指導している。
今回は「ふじ」のわい化栽培について指導。剪定の際は樹勢の強弱やりんごの着色具合、病害虫の発生状況など前回の状況を踏まえたうえで、枝に優劣をつけて切っていくよう指導した。
同JA担当指導員は「病害虫の抑制など、剪定で改善できることも多い。栽培の反省を踏まえて思い切った剪定をしてほしい」と呼びかけた。
今後は高密植栽培の剪定についても講習会を行う。

MENU