JAあづみ管内で、玉レタスやサニーレタス、グリーンリーフの播種作業が開始した。JAは育苗を請け負い、共同化。生産者の労力とコスト削減につなげ負担を減らすことを目的に、高品質な苗の生育・供給に取り組んでいる。生産者の要望に合わせて供給するため、播種は1月下旬までの1カ月間、3回に分けて作業する。
2025年度は管内15人から注文を受けている。玉レタス5200本、サニーレタス2万2000本、グリーンリーフ5200本の計3万2400本。
烏川育苗センターでは25日、1回目の播種作業を行い、営農指導員5人が育苗土を敷き詰めたトレーに米粒ほどの小さな種を手作業で慎重に播いた。約1万本分の種を播いた後土をかぶせ、水をまいたのち、有孔ポリをかける。そして温床線を敷いたトンネル内で発芽するまで15~20℃に保つ。
発芽後は、ビニールハウスの暖房機を使って温度管理をしながら約1カ月間、育苗する。本葉が1.5枚から2枚程度まで成長した苗を生産者に配布。苗は生産者が鉢上げをして管理をし、2月下旬から定植する。
堀金地域営農センターの手塚富康係長は「温度管理に注意して、生産者に喜ばれる健全な苗を育てたい」と話した。