箕輪町にあるJA上伊那果実選果場は12月10日、2024年度の反省会を現地で開いた。同施設で働く季節雇用者やJA役職員、同JA果樹部会役員など約80人が出席。今年の選果について振り返った。
同施設はリンゴや梨、桃など管内全ての果実が集められ、選果し出荷している。今年は7月15日の桃の選果から始まり、12月17日に全ての果実の選果作業が終了。ピーク時には約60人体制で作業した。
今年は台風等の大きな自然災害こそなかったものの、カメムシをはじめとした害虫などの被害を受けた果実が多かった。そのため下位等級に格付けされる果実が多く、選果や荷造り作業で細かな作業が増えたものの、正確な選別や丁寧な作業で大きな事故なく作業が終了。出荷は年明けまで続く予定だ。
同JAの西村篝組合長は「多くの方に支えられ、無事に果実を選果することかできた。上伊那果実の最終拠点としてぜひ来年も協力してほしい」とあいさつした。