JA上伊那果樹部会は12月19日、管内2会場で電動剪定バサミと剪定機械器具の実演会を初めて開いた。管内の果樹生産者を対象に、メーカー2社の担当者やJA職員が電動剪定バサミや剪定機械器具を紹介した。
剪定作業は、管理しやすい園地作りや、果実の品質向上につながるため果樹生産にとって重要となる。今までは品目ごとに開く剪定講習会で、おすすめの剪定道具を紹介していたが、生産者から「実際にいろいろなメーカーを比べてから購入したい」との声を受け実現した。
この日、飯島町の飯島園芸集荷場で開いた実演会には生産者45人が参加。コードレスや細かな作業がしやすい剪定バサミなどさまざまな道具が展示され、メーカー担当者が商品の特徴や利点を説明した。生産者は実際に枝などを切りながら、切る際のスピード感や切れ味、細かい作業のしやすさなど性能を確かめた。
生産者は「細かい枝を切ることが多くスピード感を重視している。実際に比べることができ購入する際の参考になった」と話した。