JAグリーン長野女性部は12月24日、JA役職員との懇談会を開いた。女性の「声」をJA経営層につなぐとともに、JAから女性部への要望を聞き、JAと一体となった活動に取り組むことを目的に年に一度開催する。女性部役員13人と栗林和洋組合長はじめ常勤役員4人、女性理事、事業部長、女性部担当職員が出席。女性部員が予め集めた女性部員の意見・要望を各総支部長・副部長が代わる代わる発言し、事業部長から回答を得た。
このうち、篠ノ井総支部から挙がったとして「職員とのコミュニケーションが少なくなり、支所の窓口も忙しそうでなかなか会話ができず名前がわからない。女性部としても、職員の方々と積極的に交流をしていくようにしたいので、職員のみなさんも交流をはかれるようにしてほしい」と宮本良枝篠ノ井総支部長が発言。滝澤明人総合企画部長は「コロナ禍でJA祭や交流活動を自粛してきたなか、コロナ前の活動規模に少しずつ戻しているので、そういった機会も通じて、女性部や組合員のみなさんと交流を深めたい」と回答した。ほかにも、営農指導事業、金融や共済、経済事業、施設整備や加工所の利用拡大、広報誌の充実などに意見・要望が集まり、それぞれの担当部長が回答。最後に、唐木邦敏専務が改めて女性部員への感謝を伝えながら、「できることはすぐにできる範囲で改善をはかりたい」と総括した。
岡田晴美女性部長は「JA役員や部長さんに直接お話ができる本当に貴重な機会であり、この時間をとっていただけて本当にありがたい。ぜひ女性の声を聞いていただければ嬉しい」と改めて要請。栗林組合長は「JAの経営理念の“人と人との絆 次世代につなぐ協同の輪”は女性部あってのこと。コロナ禍もあけ、活動も自粛していないので、自由な発想でこれからのJAの在り方、女性部の在り方をぜひご提案いただき、JAとして実現できるように努めてまいりたい」と話した。