地域農業振興へ意思結集

JAグリーン長野
生産者に対し栗林組合長が理解を要請
生産者に対し栗林組合長が理解を要請

JAグリーン長野営農販売部は12月9日から23日にかけ「営農懇談会」を各地区91会場で開いた。次年度の栽培方針や振興品目の説明、肥料・農薬・果実袋の「年間特別予約」の推進、また、JA中期農業振興計画に対する生産者・組合員の吸い上げを目的としたもの。生産者・組合員とJA営農部門一体となった地域農業振興へ意思結集を図る機会の一つにもなっている。
長野市松代町清野地区対象にJA旧清野支所で12月中旬に開いた懇談会には、JAから栗林和洋組合長と大沢雄一青年理事、JA職員が出席。生産者8人に対し、営農技術員が同地区で栽培が盛んな「野菜」を中心に、次年度の生産振興方針を示し、出席者から意見を求めた。生産者からは、「担い手が農業を継続できるよう適正な価格転嫁について、生産者・消費者も含めて意識改革ができるようにしてほしい」との声が上がり、JAでは、一層理解・協力を得られるよう周知していく旨を伝えた。
栗林組合長は、JA事業への理解・協力に感謝を伝えるとともに「農業後継者不足などから、JAへの出荷物も少なくなり10年後の農業を懸念するなかで、JAではグリーン営農相談センターを立ち上げて支援している。また、昨年度は年間特別予約の利用に対し、価格高騰対策費として還元をさせていただいた。決算を見ながら、みなさまに還元できる部分は還元していく。ぜひJA、JAの年特をご利用いただきたい」と話した。
JAで懇談会での組合員の発言について、内部で情報を共有し、計画や事業運営、農業振興に向けて反映させていきたい考えだ。

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