JAみなみ信州と同JA畜産協議会は12日、飯田市鼎の同JA本所で、第27回JAみなみ信州畜産共進会「酪農の部」の表彰式を行った。受賞者や南信州農業農村支援センター、飯田家畜保健衛生所、JA全農長野、同JA職員らおよそ15人が参加した。
同JA酪農部会では、部会全体で品質や生産向上を目指し、毎年同協議会で共進会を行っている。今年度酪農の部の審査は、酪農農家9戸を対象に令和5年10月1日から令和6年9月30日までの期間出荷された生乳の1日1頭当たりの生産額(乳価×乳量)を生産者ごとに算出し、順位を決定。最優秀賞には飯田市の塩澤裕樹さんが選ばれた。
塩澤さんの牛舎では現在搾乳牛60頭ほどをロボットにより搾乳している。表彰を受け塩澤さんは「家族で頑張っていることに高い評価をいただきうれしい。厳しい生産状況の中でも安全安心にこだわり生産している。多くの方に愛情を込め大切につくった牛乳を飲んでもらいたい」と話した。
表彰式であいさつに立った同共進会会長で同JAの寺沢寿男組合長は「生産者の皆さんは厳しい生産環境の中、最大限の努力をされていることに敬意を表します。皆さんが安心して営農を継続できるよう、国や行政へ働きかけ、JAとしても精一杯支援させていただきます」とあいさつした。
入賞は次の皆さん
▽最優秀賞:塩澤裕樹さん(飯田市)▽優秀賞:(株)吉川牧場(飯田市)
▽優良賞:中村大さん(飯田市)