せん定・土づくり 女性たちが情報共有

JAグリーン長野
JA営農技術員からせん定技術を学ぶ(長野県長野市、12月16日)
JA営農技術員からせん定技術を学ぶ(長野県長野市、12月16日)

JAグリーン長野女性部若穂総支部「ぶどうクラブ」は12月16日、長野市若穂のほ場と若穂果実流通センターを会場に、「せん定」「土づくり」の講習会を開催した。クラブ員12人が参加。毎年恒例のせん定講習に加え、部員の要望で「土づくり」の講習も初めて行った。
せん定の講習では「シャインマスカット」の園で、JA営農技術員がせん定時期やせん定時の注意点など、実演を踏まえて指導。芽の数え方や枝の切断位置などを示すと、クラブ員も積極的に質問や意見を投げかけた。
センターに会場を移し「土づくり」の講習では、「新根が活発に生育すること」を前提に、有機肥料・たい肥などの活用方法、施用方法、施用量などについて営農技術員が説明。また、クラブ員それぞれの家庭で実践している土づくり方法、今期の栽培上課題となった害虫や鳥害の状況、品種特性に応じた管理方法、それぞれに持つ課題や疑問などについて積極的に発言し、クラブ員間で情報を共有。クラブ員は、各自の対策方法を自由に発言したり、他の部員の対策方法を聞きながらうなずき、メモに取るなどしていた。池田昌子クラブ長は「土づくりについてわからない点が多いと話す方も多かったので、いい機会になった」と笑顔。「女性だけの講習だからこそ、気軽に質問ができる雰囲気で、聞きたいことが聞ける。女性部ではいろんなサークルがあるが、農業に接しているクラブはぶどうクラブだけと聞くので、他にも農業グループができれば良いと思うし、先輩が作ってくださったぶどうクラブをこれからも発展させて、部員全体のブドウの品質を上げるきっかけになれれば嬉しい」と意欲を燃やした。

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