JA松本ハイランドは12月14日、松本市のJAグリンパルで農家組合長全体研修会を開き、各支所農家組合長やJA役職員ら約140人が参加した。この研修会は農家組合長が農家組合の意義と役割を再確認するとともに、地域における農家組合活動の活性化を目的として毎年開催しているものだ。
農家組合長会長会の原田範久会長はあいさつで「農家組合はJAの根幹をなす組織として活動してきたが、管内の農家組合は地域によって活動の差が大きく全てを統一していくことは難しい。今後は現状体制を維持しながら①総代・役員の選出②JAからの情報伝達③組合員の意見要望の集約④地域の食・農に貢献する協同活動、4つの役割を改めて確認し、時代にあったかたちで地域に密着した組織活動を展開していこう」と話した。
研修会は3部構成で行われ、第1部では(一般社団法人)日本協同組合連携機構主任研究員の西井賢悟さんを講師に招き「協同活動で、元気な地域・JAをつくろう!」と題して講義を行った。つながりは人間的なコンタクトの瞬間の結果として生まれるものと前置きし、JAふじ伊豆の各支所が地域とともに取り組んでいる協同活動について紹介し、「協同組合の本質は、一人は万人のために万人は一人のために」と強調した。
第2部では松本大学総合経営学部 観光ホスピタリティ学科の白戸洋教授を講師として迎え「協同活動で地域を元気に」と題して講演を行った。地域課題と向き合うためには問題の分析を行い、机上で考えるのではなく行動が大切であることを伝えた。
第3部では「JA松本ハイランド オリジナルソング」を発表し、作詞・作曲を手がけた広島県出身の姉妹歌手Mebius(メビウス)が生演奏で曲を歌った。同JAでは今後、各種イベントやSNSなどで披露していく予定だ。