JAグリーン長野は12月14日、長野市篠ノ井のグリーンパレスで「設立30周年記念式典」を開催した。組合員代表者をはじめJA役職員、また、行政やJA長野県グループ各役員らを来賓に招き、総勢139名が30年の歩みを振り返り、次なる10年に向けて意思結集した。
式典では、設立30周年記念功労者表彰基準に基づき個人28人6組織について、農業振興や協同組合運動に貢献したとして表彰。栗林和洋組合長が賞状と記念品を手渡した。長野市若穂綿内地区の農地整備事業で地域農業振興に深く貢献した駒村和久綿内東町地区農地中間管理機構関連農地整備事業実行委員長に対しては組合員「特別功労者」として表彰。受賞者を代表し駒村さんは、基盤整備事業を振り返りながら「国、県、市にお世話になり、とりわけJAグリーン長野には全面的にバックアップするからどんどんやれと言われ、人的・物的に大変お世話になった。8割方整備は完了し、3年前に植えたものは実りつつある。これを機に、グリーン長野の発展のために頑張りたい」と意欲を込めた。
式典の冒頭、栗林組合長は、改めて組合員や歴代の役員、JAグループ関係者に深く感謝を述べ、JA軌跡を振り返るとともに、「これから30年もみなさまとともに歩み、地域になくてはならないJAとしてあり続けるため、全力を尽くしてまいりたい」と決意を述べた。
JAグリーン長野は、平成6年に、JA信更、JA大岡村、JA篠ノ井、JA長野南が合併し、平成10年にはJA若穂と合併し、長野市南部を事業範囲とする。組合員数は2万人余り、農産物は果樹「もも」「りんご」「ぶどう」を中心に、野菜、花き、水稲、きのこの「総合供給産地」として、地域農業振興、組合員の営農とくらしを支援して続けている。