冷蔵シャインマスカット出荷ピーク

JAグリーン長野
検品作業を行うセンター
検品作業を行うセンター

JAグリーン長野ぶどう部会で12月中旬、「シャインマスカット」の冷蔵品出荷がピークに差し掛かった。冷蔵品のシャインマスカットは、農産物の長期・付加価値販売による単価向上をめざした取り組み。季節品(露地出荷)に比べ、歳暮需要や百貨店等での需要が高く、1箱あたり1.2倍以上の単価向上を見込む。JAでは2015年から取り組みを開始し、農業開発事業「農業開発積立金」で専用冷蔵庫の新規導入に助成をしながら、導入拡大をめざしている。今年は、単価向上と年末の需要に即した販売をめざし、例年よりも遅い12月4日から計画的に出荷を開始。新規2戸を含む生産者19戸が3,800ケース(1ケース5kg換算)の出荷をめざす。
10回目の出荷となった16日、長野市若穂の若穂果実流通センターで生産者からの出荷物の検品作業を実施。冷蔵品は通常の季節出荷品の規格に加え、化粧箱入規格も設ける。センターの検品担当者に販売担当者も加わって出荷物の品質を確認した。この日は300ケースを関東・地元市場への出荷。ピークは22日出荷分の400ケースを見込む。
JAでは、近年出荷が増えるシャインマスカットの単価維持・向上をめざし、長期間にわたって分散出荷ができる冷蔵出荷を引き続き推進する予定。また、「クイーンルージュ®」も昨年・今年と試験的に冷蔵販売を行い、次年度以降、入庫・出荷量を増やし、シャインマスカットとの併売による付加価値向上を図る考えだ。

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