地域を想う気持ちを育てる 塩尻西小学校でみどり色の豆腐作り

JA松本ハイランド
完成した豆腐とおからサラダ
完成した豆腐とおからサラダ

JA松本ハイランドの女性部塩尻・広丘支部は、塩尻市塩尻西小学校からの依頼を受け、12月10日と11日の2日間、食農教育として2年生の生活科の授業に協力した。地元産の大豆「あやみどり」を使用し、緑色の豆腐とおからサラダを作った。この活動は5年目となり、今年は11月より市内の3校をまわって指導。あやみどりを使用したのは当校のみになる。この活動から児童たちが農業に興味を持ち、地元産の食材を学ぶことで生活のなかで選び、食べる思考を育てることを目的としている。
使用したあやみどりは、6月にJA職員が協力し、学校横にある2箇所の畑で栽培。児童たちが収穫し、座学で豆腐作りを勉強した後、当日を迎えた。11日は2年2組の生徒19人と女性部員3人、保護者5人が5班に分かれ作業を行った。調理した豆腐とおからはその場で試食し、余った分は自宅に持ち帰った。
女性部塩尻支部の小池典子さんは「自分で調理することで苦手な食材もおいしく食べることができる。今日学んだことを家族に話して、自宅でも実践してもらえたらうれしい」と話し、担任の濱敦教諭は「大豆はJAの担当者に教えてもらい丁寧に畑に一粒ずつ植えて育てた。農業や調理に興味を持ってもらい、産地の食材を食べる経験を通して地域を想う気持ちを育ててもらえたらうれしい」と意気込んだ。同校生徒の内藤稜さんは「大豆を育てるところからはじまり、やっとこの日をむかえられた。作るのは難しかったけれどおいしくできたので持ち帰り家族に食べてもらえるのが楽しみ」と話した。

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