仲間と切磋琢磨 研修生の市田柿加工研修

JAみなみ信州
選別作業を行う研修生
選別作業を行う研修生

JAみなみ信州と行政が連携して農業の担い手づくりに取り組む南信州担い手就農プロデュースが行う「南信州担い手就農研修制度」の研修生13人は11月28日、高森町の研修施設で市田柿の加工研修を行った。来春の就農を控えた第6期生は2シーズン目、第7期生は初めての加工研修に取り組んでいる。
同研修では収穫から吊るし、乾燥、ハザおろし、ホゾ切り作業までを研修生全員で行い、選別以降の作業はひとりずつが割り当てられた柿を管理し作業を進めている。この日は市田柿1粒ずつの乾燥具合を見極め選別し、さらに天日干し乾燥させるなどし粉出しを進めた。同JA営農部果実柿課柿チーフの米山直樹技術員指導のもと、根気のいる加工研修がつづく。
第6期生の鴻江孝司さん(40)は豊丘村での就農を予定している。「昨年よりも吸収が早く、自分のものにできていると感じている。就農に向けて不安もあるが楽しみな気持ちが大きい。自信をつけて就農できるよう仲間と一緒に研修に励み、就農に向けた準備を進めたい」と話した。
第7期生の大原崇穂さん(27)は「学ぶことが多く新鮮で充実した研修ができている。市田柿栽培では想定していたより細かな作業が多く大変さを実感しているが、なんとか乗り切りたい」と話した。
研修生が栽培した市田柿はJA出荷を行い、荷造りから販売、精算までの一連の流れも学び就農に向け実践的な研修を重ねていく。

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