2024年度量販向けコギク生産販売反省会 次年度へ向けて

JA上伊那
事業報告を確認する生産者
事業報告を確認する生産者

JA上伊那花き部会振興花き研究会は11月19日、伊那市のJA本所で2024年度量販向けコギク生産販売反省会を開いた。生産者やJA、JA全農長野の職員など22人が出席。24年度の事業報告や25年度の作付状況などについて確認した。
今年度は斑点細菌病等の発生は少なったものの、カメムシ類の発生が見られたため、早めの防除を実施。さらに、ハガレセンチュウの発生も多かったため消毒や下葉を取るなどの対策を行った。また、栽培技術向上を目指し、作業適期に合わせた講習会を実施した。出荷は例年より10日早い7月12日からスタート。今年度の出荷本数は10万9350本となった。
次年度は作業適期に合わせた講習会や査定会による規格の確認と品質の統一、新品種導入に向けた試験栽培に取り組み、生産者23人が33.5アールで栽培。12万5000本を目指す。
また、JA全農長野が他産地でクレームとなってしまった事例をもとに、栽培方法や注意したい病害虫について説明した。
同研究会の春日保会長は「今日の会議を通じて今年度の栽培状況などを共有し、次年度の生産に活かしていこう」とあいさつした。

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