家庭や地域で実践できる知識・技能を身に付け、輝いて暮らすための生きがいづくりを目指すJAあづみ「第13期 生き活き塾」は9日、安曇野スイス村ハイジの里「食育ルーム」で第20回講座を開いた。この日は、塾生12人が参加。家の光に掲載されているレシピから厳選した、たんぱく質に着目した料理講習会を行った。たんぱく質が豊富な鶏肉や小松菜、玉ねぎを使った「カレースープ煮」やたんぱく質を多く含むすりゴマを使用した「ほうれん草とちくわのゴマ和え」、「鶏ささ身のチーズピカタ」、鮪や鯛を使った「カイワレ紅白巻き」の計4品を調理実習した。またデザートでは、JA職員が考案した旬の「サンふじ」を使ったフライパン1枚で作る「焼きリンゴケーキ」も作った。
1班3~4人に分かれて、班のメンバーとコミュニケーションを取りながら、手際よく調理した。
完成後は、お皿に盛り付け試食し、「美味しい」や「簡単」といった感想がたくさん上がった。
たんぱく質は、体を動かすエネルギーとなる「3大要素」である。とり続ければ筋肉量の増加、基礎代謝の上昇、消費エネルギーの増加効果があり、慢性疲労や冷え性、むくみや貧血などの不調はたんぱく質不足が関係しているケースも多いほど、生きていく上で欠かせない栄養素である。今回積極的に体にたんぱく質をとり入れるのを目的として、生き活き塾のアドバイザーでもある田中夏子さんが立案した。
田中夏子さんは「作って終わりではなく、地域や周りの方に広めるなどしてぜひ実践してほしい。クリスマスなどのイベントにもピッタリの料理なのでぜひこのレシピを活用してたんぱく質をとり入れてもらいたい」と述べた。