JA松本ハイランド野菜部会は11月19日、松本市のJAグリンパルで野菜部会実績検討会を開催し、生産者や市場関係者、当JA職員ら約100人が参加。令和6年度の販売経過・実績について報告したほか、令和7年度の生産販売方針について確認した。
同JA野菜部会の野村哲部会長はあいさつで「近年気候が亜熱帯化し猛暑や大雨に悩まされる中、数量や販売金額を落とさない結果となったのはひとえにみなさまの努力のおかげです。本日の検討会では、活発な意見交換を行い今年の反省点や来年の対策に繋げてほしい」と話した。
実績検討会ではJA全農職員が令和6年度の販売経過について、どの販売事業においても前年比100パーセント以上の販売金額に推移し、特にインバウンド効果で外食産業が前年比105~110パーセントに伸長したことを報告。その後、同JA職員が令和7年度の生産販売方針について有利販売や効率的輸送、検査体制の強化による品質の安定化などに引きつづき取り組むことを確認した。また、令和7年度から9年度の3カ年に行う支援制度「夢づくりサポート」について、推進品目の規模拡大支援や気象災害による農作物被害防止対策資材購入支援など様々なサポートを行う旨を伝え、積極的に利用するよう呼び掛けた。
検討会終了後には各専門部に分かれて分科会を開催。市場関係者を招き品目ごとに昨年の作柄を振り返り、今後の生産にむけて活発な意見交換を行った。市場関係者は「同JA産の野菜は高品質で需要も高く、引き合いが強いので引き続き適期集荷をお願いしたい」と伝えた。