丹精して育てた野菜 親子で調理実習

JAあづみ
収穫した大根を調理する親子ら
収穫した大根を調理する親子ら

JAあづみは24日、安曇野市スイス村ハイジの里「食育ルーム」で、「あぐりキッズスクール(野菜コース)」の最終講座を開いた。JA管内の小学3~6年生やその家族、JA職員ら41人が参加。10日に収穫した野菜を午前、午後の部に分かれて調理実習を行い、自分たちで種まき・収穫を行った野菜を仲間や家族と食べながら楽しい時間を共有した。同スクールは9年目。農作業体験を通じて「食」と「農」の大切さを伝え、JAの取組みや国消国産への理解を促すため、創立50周年記念事業として開講。他に水稲、果樹コースがある。この日は、前回の講座で収穫したじゃがいもと大根を使ったスコップコロッケや大根の味噌汁、大根サラダ、安曇野の夏秋イチゴを使ったカップレアチーズケーキを作った。講師の同JA販売開発課の宮澤利佳さんが調理の手順やポイントを伝え、調理方法などを実演した。包丁の使い方や野菜の切り方などを保護者らがサポートしながら4品を完成させた。参加した福宗汰郎さん(小3)は「調理実習をずっと楽しみにしていて、スコップコロッケが一番作るのが楽しかった。自分で種を植えて収穫した野菜を料理できたのが嬉しかった」と話し、福さんの保護者は「息子の料理好きがきっかけで野菜コースに応募した。普段2人でゆっくり料理ができなかったが自分で育てた野菜を使って息子の好きな料理が出来て幸せだった」と嬉しそうに話した。

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