安曇野市牛枝肉共励会 最優秀賞に(株)降籏物産

JAあづみ
最優秀賞を受賞した(株)降籏物産(長野県安曇野市で)
最優秀賞を受賞した(株)降籏物産(長野県安曇野市で)

安曇野市農業再生協議会やJA全農長野などは、「第13回安曇野市牛枝肉共励会」を大阪市食肉市場で開いた。安曇野市内の4戸から、和牛5頭、乳用種3頭、和牛経産肥育1頭合計9頭を出品。最優秀賞に(株)降籏物産、優秀賞に伊藤雅敏さん、優良賞に太田和男さんが選ばれた。28日、安曇野市役所で表彰式を開き、出席した太田さんに賞状や副賞を渡した。市農業再生協議会員ら8名が出席した。共励会は、肥育牛生産者の技術向上と産地の共販体制の強化と「信州安曇野牛」の品質向上が目的だ。審査員が肉のさしや色合い、きめの細かさなどを厳正に審査した。受賞した(株)降籏物産の和牛去勢は、脂肪交雑基準(BMS)のナンバーが10の5等級、枝肉重量が約550kgでロース芯面積が72cm。周囲筋と呼ばれるフケ・カブリとのバランスが良い枝肉と高く評価された。また今回出品された和牛は乳用種、経産牛を除いた全頭が「信州プレミアム牛」認定を受けた。表彰式に出席した太田さんは「畜産業界は生産者の減少や生産資材の高騰など厳しい状況下にあるが、生涯頑張って良い枝肉を出荷できるように努めたい。行政などと協力して、後継者を増やしていきたい」と述べた。

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