JAあづみ女性部梓川支部は11月19日、倭ふれあいセンターにて信州伝統野菜とされている「保平かぶ」の甘酢漬け講習会を初開催した。女性部員や地域住民ら合わせて16人が参加した。
「保平かぶ」は長野県の信州伝統野菜に認定されており松本市奈川の保平、川浦、寄合地域にて栽培され、今日に至るまで地区内を中心に多くの方に親しまれてきた。
鮮やかな紅色が特徴で甘酢漬けにすると柔らかい食感や、甘味、適度な歯ごたえを楽しむことができる。同センターで毎月行われている体操教室で「保平かぶ」の甘酢漬けが振舞われたことをきっかけに、参加していた女性部員や地域住民を中心に好評となり初の講習会を開催するに至った。
参加した女性部員たちは5人1組となり、講師の声に耳を傾け各工程に取り組んだ。終わりには出来上がった甘酢漬けの柔らかい食感や味わいを楽しんだ。
講師の古畑美津子さん(奈川在住)は「標高1200m近い奈川でしか育たない保平かぶの食感や味覚をぜひ楽しんでもらいたい。この講習会を機に多くの人に保平かぶのことを知ってもらえたら嬉しい」と期待を込めた。
女性部梓川支部長の細田明美さんは「収穫する野菜や家庭によって漬物の種類や味は異なるもの。今回、初めて地元の方から保平かぶの甘酢漬けの講習を受けられたことは大変良い機会となった。」と話した。