JA信州諏訪は11月23日、諏訪市の諏訪大社上社本宮で行われた新嘗祭に初めて農産物を奉献した。JAの名取孝雄代表理事専務理事が参列して玉串をささげ、秋の実りに感謝した。
この日は、諏訪大社神職や耕作奉賛会、6月の御田植祭で田植えをした早乙女、農業関係者ら約70人が参列。神事では、雅楽の演奏が響く中、村上権宮司が祝詞を奏上し、参列者が玉串をささげた。早乙女が収穫した稲穂を神職に渡して神前に供える「献穀稲穂の儀」も行われた。
境内には各地の氏子・崇敬者から奉献されたコメやサツマイモ、長ネギ、ニンジンなどがずらりと並び、神事を終えた神職や参列者が見て回り、静かに頭を下げて感謝する人もいた。
JAはセルリー5株、信州諏訪産「つきあかり」60キロ、リンゴ「サンふじ」2ケース、ダイコン10本、ハクサイ10玉のほか、JA子会社「株式会社あぐりライフ信州諏訪」自慢の「だいご味だしの素」「こいくちしょうゆ 桔梗」を奉献した。
名取専務理事は「厳しい気象状況のなか、生産者の頑張りと諏訪大社のご加護のもと、今年も農業生産をすることができた」と感謝を述べた。