上野大根加工組合は11月22日、諏訪市豊田上野の加工所で特産「上野大根」の漬け込みを行った。組合員ら10人ほどが参加。完成したたくあん漬けは、来年2月下旬に箱詰めし、3月上旬に出荷する。
この日は、ダイコン約8000本を組合伝統の製法で漬け込んだ。約1000リットルのおけに、ダイコンを1本1本手作業で敷き並べ、あらかじめ塩、ざらめ、醸源と混ぜ合わせたいりぬかをかぶせた後、甘味と香りづけに干した柿の皮とナスの葉を入れる。おけがいっぱいになるまで繰り返し、最後に、20キロの漬物石を1つあたり16個のせた。おけ4個が完成した。
笠原正夫組合長は「毎年、リピーターを中心に多くの人に楽しみにしていただいている。今年も無事に漬けることができた。幅広い世代に味わってほしい」と話した。
今後は、おけ内の水分量を確認しながら漬物石の重量を調整していく。