出荷用ダンボールがクイズに JAまつりで620人が回答

JA松本ハイランド
「段ボールクイズ」に応募する来場者ら(10日、長野県東筑摩郡山形村にて)
「段ボールクイズ」に応募する来場者ら(10日、長野県東筑摩郡山形村にて)

JA松本ハイランド山形支所は11月9日、10日には同村アイシティ21で行われたJAまつりで「JA松本ハイランド出荷用段ボールクイズ」のブースを出店した。農産物名を切りぬいた出荷用の段ボールを展示し、何のダンボールかを当てるもので、正解者の中から抽選で地元の農産物が当たるキャンペーンもあわせて開催した。
この催しは一般の消費者が普段あまり目にすることのない農産物の出荷用ダンボールに興味をもってもらうとともに、地元農産物の購買につなげることを目的に実施した。
当日は、訪れた来場客が問題のダンボールが置かれたブースを囲み、「箱に共選所の場所が書いてあるからヒントになるね」や「甘さとねばりって書いてあるから分かった」などと相談しながら段ボールの品種名を予想し、当選を願いながら回答用紙を応募箱に投函。当初用意した200人分の応募用紙はあっという間になくなり、2日間で620人の応募があった。
同ブースのとなりには松本市山形村朝日村中学校組合立鉢盛中学校の生徒と同JAが協力して作成した、農産物を出荷する際に使用するJA全農長野作物梱包段ボール箱のミニチュアをカプセルトイにした「やまガチャ段ボール」を販売。クイズに挑戦している来場者らが訪れ、ヒントにしていた。
同JAの小原太郎営農生活課長は「こんなにたくさんの方が、参加してくれるとは思ってもみなかった。さまざまな視点で、農業をPRし地元産の農産物の消費理解や販売拡大につながることで、当JAへの農家組合員の出荷が増えてくれればうれしい」と願いを込めた。

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