JA洗馬が令和6年度野菜販売反省会を開催

JA洗馬
あいさつをする北沢組合長(長野県塩尻市で)
あいさつをする北沢組合長(長野県塩尻市で)

JA洗馬は11月21日に本所で「令和6年度野菜販売反省会」を開催した。県内外の取引市場の代表者や全農長野中信事業所の担当者、生産者である各地区の出荷組合の役員、JAの関係役職員など約60名が出席した。
生産者にとってこの反省会は、大切に育てた野菜がどのように流通されたか知ることができる機会でもある。全農長野の担当者からは、今年度の野菜生産販売の経過や実績だけでなく、全農長野が企画実行した野菜消費宣伝の各種キャンペーンや農産物PRイベントなどが写真付きの資料で報告された。また、市場の代表者からは「高温の影響で他産地の出荷が遅れていることもあり、出荷量の維持、増量をお願いしたい。長野県の野菜は、洗馬に始まり洗馬で終わる大事なポジションなので、来年以降も単価を意識して販売していきたい。」と期待の言葉を掛けられた。
今年度は、7月以降の高温干ばつやゲリラ豪雨などの影響により、ほとんどの品目で出荷数量が前年に比べ減少した。一方で単価高となり、管内の野菜販売高全体としては、前年比99.4%の26億6千万円と推移している。
北沢泉組合長は会議冒頭のあいさつで「今年は豪雨による被害が甚大で、出荷間近のレタス類が全滅した農家や定植した苗が流された農家もいました。被害にあわれた方への補填が理事会で決定しております。また、価格転嫁の問題については、食料・農業・農村基本法の改正案が5月に国会を通過しており、現在中身の検討が行われていますが、農家の皆さんの手取りの向上に結び付くよう、JAグループをあげて要請しております」と生産者を激励した。

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