販売額92億円 JA佐久浅間野菜販売反省会議

JA佐久浅間
あいさつする髙栁組合長
あいさつする髙栁組合長

JA佐久浅間野菜専門委員会は11月14日、小諸市の小諸グランドキャッスルホテルで野菜販売反省会議を開いた。高温や豪雨、降雹などの影響を受け厳しい情勢の中、2024年度の市場販売額が10月末時点で前年比101%の92億円となった。秋作は、猛暑の影響による後続産地の出荷遅れから、高値での販売だった。
取引市場12社をはじめ、委員やJA関係者ら約70人が出席。JA全農長野とJAが24年度の生産販売経過や品目別の販売状況を報告。次年度に向けた課題として、生産品目の需要に見合う作付体系の構築や物量の確保、異常気象条件下における安定生産対策、生産コスト増加に伴う販売価格への転嫁などが挙げられた。市場からは「品質の良い野菜を安定的に供給してほしい」などの要望があった。
同JAの髙栁利道組合長は「気候変動や資材価格高騰など農家に大きな影響を与えている。今こそ生産者が結集し、より有利に販売していくことが協同活動であると考えている。これからもJAは農家所得向上を目指し、地域の農業を振興していく」と話している。

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