JA上伊那と同JA畜産部会協議会は11月12日、伊那市のJA本所で畜魂祭を開いた。JAの西村篝組合長を始めとした役職員、同協議会の会員など45人が出席。牛や豚、鶏などへの感謝と、畜産事業の今後の発展を祈願する神事を行った。
管内の生産者数は年々減少傾向にあるものの、若手生産者を中心とした増頭により飼育頭数を維持している。同JAでは農産物直売所を中心に定期的なイベントやセールなどで販売促進に取り組み、地産地消に努めている。
神事では各組織の代表者が玉串を奉奠し、畜魂を供養した。また、献杯は管内の若手酪農家が企画・開発した「酪農家のおもてなし牛乳」で行った。
西村組合長は「全国的にも畜産農家の廃業が進んでいる中、上伊那は皆さんのおかげで維持できている。できる協力はしていくのでともにがんばろう」とあいさつした。