JA信州うえだは、令和6年11月19日に同JA泉田ライスセンターにおいて、色彩選別機導入お披露目説明会を開催した。この日は全共連長野本部をはじめ関係者11人が出席し、メーカーから機械の説明を受けた。眞島実組合長は、「JA共済の地域・農業活性化促進助成金を活用し、管内で3台目の色彩選別機を導入した。この機械は9月10日から稼働しており、より安全・安心なお米を消費者の皆さんに届けていく。今回導入された色彩選別機は、雑草の種や着色米、異種穀物を効果的に取り除くことができる。この技術により、お米の品質と等級を高め、安全な長野米を消費者に届けることが可能となる。これによって、米農家の所得向上を目指し、地域の農業の持続可能な発展に貢献する」とあいさつした。
メーカー担当者は、「この機械は米と麦に利用できる。最新のカメラやセンサーを搭載し、異物を除去でき、全国的にも高性能な機械である」と、説明した。
この取り組みは、異常気象によるカメムシ類の大量発生や雑草イネ、難防除雑草の増加といった米農家にとっての外的要因が大きな脅威となっている。これらの課題は、米農家の栽培技術や努力だけでは解決できない状況に発展しつつある。現状を受けたものである。消費者から求められる安全・安心なお米の需要は年々高まっており、米の品質の高度安定化が売れるお米の重要なポイントとなっている。
JA信州うえだは、今後も関係機関と一体となった農業生産基盤の強化に取り組み、農業の課題解決に向けた施策を進めていく。安全で高品質なお米を提供することで、消費者の信頼を得て、地域経済の活性化に貢献する。