JA信州諏訪農機センターと長野県諏訪農業農村支援センターは11月13日、原村でラジコン草刈り機とトラクター作業機の実演会を開いた。組合員、両センター、JA全農長野の職員らが出席。農作業省力化に繋がる各メーカー選りすぐりの商品を紹介し、実際に操作して性能を感じてもらった。
農業は現在、人手不足が大きな課題となっている。今回は、多くの組合員に最新の農作業機を紹介し、スマート農業の実現・農業振興に繋げる。JA農機担当者の知識向上、農機メーカー担当者は現場ニーズを把握する機会にすることを目的に、両センター合同で開催した。
この日は、午前にメーカー8社がラジコン草刈り機10台、午後にメーカー4社がトラクター作業機4台を用意した。
ラジコン草刈り機の実演は、同村の原村育苗センター敷地内で行い、約45人が参加。まず、メーカー担当者が各機の操作・点検方法、作業できる時間や対応傾斜角度などを説明した。その後、敷地内の土手でそれぞれ実演。参加者は、各機の作業性や速度などを確認していた。
茅野市の男性(49)は「傾斜でも十分に草刈りができそうな機械があり、見に来てよかった。長く使いたいので、耐久性を見極めて良い商品を購入できればと思っている」と話した。
トラクター作業機の実演は、同村の組合員の畑を借り受けて行い、耕起作業を実演した。