JAながの女性部みゆき地区は11月16日、飯山市JAながの飯山支所有尾事務所で「お米学習会」を開催し、女性部部員、飯山市農業委員、JA理事ら49人が参加した。今回の学習会では、日本の主食である「お米」をテーマにコシヒカリ・風さやか・にじのきらめきの3種類について、みゆき営農経済センター営農課 内山淳営農技術員から個々の品種の特徴や食味の違いについて説明を聞いた。その後参加者は食味チャートを使い、食味官能項目にある外観・香り・味・粘り・硬さ・総合評価について食べ比べをして違いを感じた。講演の中で内山技術員は、「お米にはそれぞれ“もちもち”“しっかり”“あまい”“あっさり”などの特徴があるが、お米の好みは人それぞれ違う。実際に食べて“おいしい”と感じたお米が好みのお米。好みのお米を探したり、相性の良い料理を考えるなども食の楽しみになると思います。近年の温暖化でコシヒカリの高温障害が発生している中、にじのきらめきは短稈で耐倒伏性に優れ、コシヒカリよりも収量性が良い。高温条件で栽培しても玄米品質も良好で栽培しやすい。現在、にじのきらめきの種子供給が間に合っていないが、作付け面積を増やしていきたい。」と話した。参加した飯山市農業委員会の沼田浩子さんは、「今回お米の学習会に飯山市農業委員会から6人が参加させていただいた。女性部と飯山市農業委員が一緒になって“食と農”について学習・懇談できてとても良い機会になった。女性部の会話に私たち農業委員も入れさせてもらい、いろいろな声を聞くことができた。お米に関しても、地元農業委員としてさらに発展させていきたい」と話した。同女性部では、今後も食に関する活動を積極的に取り組んでいく。