JAあづみは、16、17日の2日間、同JA三郷支所構内で「りんごフェア&農業祭り」を開いた。晩生種りんごサンふじの収穫最盛期に合わせ、30年以上前から続くイベントだ。JA役職員らがりんごや秋野菜、新米を対面販売。贈答用リンゴを発送する場所も設け、全国発送も受け付けた。会場では、(株)かまくらやの新そばと三郷女性部による豚汁を振る舞い、行列ができるなど大盛況となった。またイベントで初めての試みとなる「本郷若獅子太鼓」による演奏は、力強い音色で来場者を魅了した。
地元をはじめ首都圏や中京、関西からも大勢の家族連れが来場した。今年はりんごの生育は凍霜害の影響も少なく順調に推移していたが11月の長雨等により品質低下がみられ、収量に影響が心配されたが、サンふじ贈答用(1箱5kgと10kg)を750箱、家庭用(1箱5kgと10kg)499箱、袋詰め(1袋約3kg)を600袋、オープン箱(1箱5kg)791箱販売し、例年並みの売り上げとなった。
リンゴ5kgの贈答用、家庭用合わせて40箱、袋詰めリンゴを70袋購入した川崎市から訪れた来場者(78)は、「安曇野産のサンふじはどこよりも美味しい。毎年サンふじの購入のために安曇野に訪れるほど大好き。町内関係や会社関係に配ると「美味しい」とすごく喜ばれた。それからは、約20年間毎年買いにきている。車いっぱいにサンふじを積んで帰るのが幸せで来年も楽しみにしている」と嬉しそうに話した。
温地区担当の小林俊夫理事は「今年も多くの皆様に良いリンゴをお届けできて大変嬉しく思う」と話した。