宮川小学校の「宮川ドリームゼミ」で講師担う 楽しく農業に親しんで

JA信州諏訪
管内産スターチスのアレンジメント「きのぴー」づくりを楽しむ児童
管内産スターチスのアレンジメント「きのぴー」づくりを楽しむ児童

JA信州諏訪茅野中央支所は10月下旬、茅野市の宮川小学校が開いた「宮川ドリームゼミ」に講師として招かれた。同支所とJA営農部の職員3人が参加し、児童にJAの仕事や地域における役割を説明。管内産スターチスのアレンジメント体験を行い、楽しく農業に親しんでもらった。
「宮川ドリームゼミ」はキャリア教育の一環で、同校の3年生から6年生の児童が参加し、毎年行っているもの。地元企業で働く人が講師となり、児童が地域や職業を知り、未来に対する期待感への〝種まき〟に役立てたい考え。JAの参加は今回が初めて。
この日は、ブースごと1回30分の講座を3回実施。JAのブースには、児童計45人が訪れた。同支所の折井康彦統括所長がJAでは農家支援のほか、金融・共済など多岐にわたる事業を行っていることを説明。同部農業振興センターの井上俊哉主任が諏訪地域で栽培されている野菜や花きを紹介した。
また、山梨県の「清春アンデルセン」代表の小林美登利さん協力のもと、手のひらサイズの花器にスターチスを生けてつくる「きのぴー」づくりを楽しんだ。児童は、ピンクや紫、黄や白のスターチスを手に取り、思い思いに生けていった。その後、花器に目と口を描き、ビーズで鼻を付けて、かわいらしいきのこ型アレンジメント「きのぴー」が完成。それぞれ大切に持ち帰った。
児童からは「農業についてもっと知りたくなった」「きのぴーを大切にします」といった感想が寄せられた。
折井統括所長は「楽しく農業に親しんでもらえてよかった。子どもたちには地元で働くことに希望を持ってもらい、そのなかでも農業に興味を持ち、携わる仕事がしてみたいという子が増えてくれればうれしい」と話した。

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