長野市松代町の長野市立豊栄小学校5年生は11月16日、JAグリーン長野が同町のアグリまつしろで開いた「松代地区JA祭」で、「コメ」を販売した。これは児童が授業で栽培したもので、同JA青壮年部松代支部も代掻きから脱穀まで半年を通じて作業をサポートしてきた。学校や児童が販売方法を検討するなか、同部の提案により、青壮年部ブースで児童が自ら米の販売にチャレンジすることが決定。「風さやか」ともち米の2品種計152kg(64袋(1袋=1kgまたは3kg入))を用意し、パッケージには「豊栄小の5年生がつくった風さやかです。かっていただきありがとうございます」とメッセージを貼って販売した。児童は手製の看板を掲げ、呼び込みを行ったり、チラシを配ったり、来場客に説明するなど積極的に宣伝。購入した女性客は「子供たちが頑張って作ったお米を楽しみに味わいたい」と喜んだ。販売物は児童の努力により40分ほどで完売した。青壮年部員やJA職員は「販売も経験してもらうことで、農業の楽しさや苦労も感じてもらえたのではないか」と話し、児童の活躍を称賛した。