JAグリーン長野と長野市篠ノ井有旅の生産者から成る「有旅ビュウーりんごオーナー実行委員会」は11月16日・17日、リンゴオーナー園の収穫を行った。今年は、全国各地78組がリンゴ「サンふじ」の樹83本を予約。オーナー園主2組が、樹によって数量や品質に差が出ないように、収穫日まで丹精込めて管理してきた。両日、オーナーたちは家族や友人同士で園を訪れ、収穫作業に精を出した。
16日は朝9時から14時まで、時間差で53組が来場。新潟県上越市から訪れたリピーターの夫婦は「県外だが割と近いので、収穫の一カ月前にドライブがてら様子を見に来て、心待ちにしていた。生産者さんが作ってくれた大きくて立派なリンゴをたくさん収穫させてもらえて嬉しい」と喜んだ。静岡県焼津市から来た子どもたちは「リンゴ大好き」「楽しい」と話し、身長より高い枝に手を伸ばし、時に飛び跳ねて収穫に取り組んでいた。
今年で87歳になるというオーナー園主の田島敬久さんは、「リンゴを作っているおかけで健康で長生きができている。今年は良いリンゴもできた」と胸をなでおろした。
JAでは、今後も生産者と連携を図りながら、農業理解の醸成や長野県のリンゴ栽培やJAのPRを含め、リンゴオーナーの継続に向けて生産者支援を図りたい考えだ。