花き反省検討会 冬季品目出荷本番・次年度に向けて意思統一

JA信州諏訪
夏季品目の生産・販売経過を振り返り、冬季品目の出荷本番に向けて全員で意思統一した花き出荷反省会
夏季品目の生産・販売経過を振り返り、冬季品目の出荷本番に向けて全員で意思統一した花き出荷反省会

JA信州諏訪花き専門委員会は11月13日、富士見町のJA会館ふじみで花き反省検討会を開いた。2024年10月末時点では、販売単価1ケース6,374円(前年同月対比101.2%)、販売金額17億3,029万円(同97.0%)で、単価高・数量減であることを報告。夏季品目の生産・販売経過を振り返り、次年度の方針を協議。冬季品目「アルストロメリア」「アネモネ」の出荷本番に向けて全員で意思統一した。
生産者、市場や輸送の担当者、諏訪農業農村支援センターやJA全農長野の職員、JA役職員ら約150人出席した。
24年度は、多くの品目が夏場の高温で生育が前進し、盆、彼岸の需要期以降は市場流通量が減少し、高単価で推移。販売数量(10月末時点)は26万8,151ケース(同95.8%)。天候不順、高齢化による生産者数の減少などが影響した。
生産販売事業では、全農長野と連携し、仲卸やスーパー、小売店での花き拡販フェア「JA信州諏訪フェア」や、取引市場での出荷最盛期の品種展示を行った。またJA品評会「JA信州諏訪フラワーショー」やJA産花きPRイベント「JA信州諏訪花まつり」の開催、地元小学校での花育など消費宣伝活動に力を入れた。
柳澤源悟委員長は「夏場の天候不順で計画通りの生産が難しい1年だった。冬季品目はこれから出荷本番を迎えるので、関係各位にご協力いただきながら、信州諏訪の花きをさらに発展させていきたい」と話した。
JAの小平淳組合長は「JAの花きは県下トップの生産量を誇る。予測できない天候状況・生産コストの高止まりなど課題はあるが、目標達成に向けJAは生産者とともに努力を続けていく」とあいさつした。
分科会では市場関係者と、生産販売経過や課題を話し合った。

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