JAあづみは8日から3日間、安曇野市堀金烏川の同JA総合事業基地一帯で毎年恒例の「第53回大生活祭」を開いた。地元の新鮮な農産物や農機具、農業資材、生活用品などを特価で販売したほか、多彩なイベントに多くの来場者で賑わった。最終日には紅白餅を配り、日頃の事業利用の感謝を伝えた。来場者目安となる記念品引換数は8,798人(前年対比626人増)だった。
国消国産の理解醸成と食や農の重要性を再認識してもらおうとJA独自の「創立60周年記念企画~みんなで国消国産!秋の大生活祭 直売所へ行こうキャンペーン」の一環だ。
会場には、53のブースが並び、特に贈答用リンゴや鮮魚、提携を結ぶJA広島ゆたかの「大長みかん5、農業資材見本市などのブースに買い物客が集中していた。
イベントでは、恒例の牛乳早飲み競争や初めての試みとなる「リンゴの食べ比べチャレンジ」、新米おにぎりときのこ汁の振る舞い、松本蟻ケ崎高校書道部による書道パフォーマンスなどを開き、来場者を魅了した。
また、期間中は大型農産物直売所「安曇野スイス村ハイジの里」をサテライト会場として、贈答用・家庭用リンゴのほか、長芋や信州の伝統野菜「牧大根」、セルリーなど旬の秋野菜を販売した。
同市穂高から親子2人で訪れた来場者は「リンゴやみかんなどがお得に買えるのが嬉しい。毎年訪れており、来年も楽しみにしている」と嬉しそうに話した。