自分たちで育てた小麦でピザづくり スピカの食育活動

JAみなみ信州
自分たちで育てた小麦でピザをつくる児童
自分たちで育てた小麦でピザをつくる児童

JAみなみ信州女性部喬木支部フレッシュミズグループ「Spica(スピカ)」は10月29日、メンバー5人と同支部部員、同JA職員も協力して喬木村の喬木第一小学校の6年生48人とピザづくりを行った。小麦栽培を通した同グループの食育活動は今年で11年目。児童らは5年生から行ってきた小麦栽培の集大成として、自分たちで育てた安全安心な小麦でピザをつくり焼きたてのおいしさを味わった。
この日は特製の窯で焼き上げるトマトソースのピザと、自宅でも再現できるようにとフライパンでできるカレーソースの2種類のピザをつくった。生地には白い小麦に全粒粉を混ぜ、粒々が見える栄養価の高い生地をつくった。ピザに乗せるタマネギ、ジャガイモ、ズッキーニ、ピーマンなどの食材はできるだけ地元のものを使った。生地を発酵させている間には麦蒔き、麦踏み、除草、麦刈りと行ってきた1年間の栽培を振り返り、小麦に関するクイズで理解を深めながら小麦栽培の大変さ、楽しさ、尊さを伝えた。ピザづくりを体験した牧内莉久さん(11)は「小麦づくりの作業が楽しみだった。みんなでつくったピザもおいしかった。家でも小麦を使っていろいろな料理をしてみたい」と感想を話した。
スピカメンバーの清水純子さん(50)は「今年も子どもたちと一緒に楽しくピザづくりができた。メンバーのチームワークで一貫した活動が続けられている。これからも協力しながら安全安心な小麦の魅力、農業の大切さを伝えていきたい」と話した。
同グループがつくる小麦粉は村内にあるA・コープたかぎ店で販売するほか、地元の飲食店や小学校の学校給食で使用されるなど活動が広がっている。

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