JAながのでは食農教育活動実践による地域農業の理解促進の一環で、地域の小学校と連携し、JA職員を派遣する出前授業を行っている。学校の枠を超えた学びの機会を提供することで、新たな知識や視点で学びを深めてもらうことが狙いだ。
10月下旬、長野市立安茂里小学校2年生、3年生、6年生のクラスを訪問し、りんごの栽培方法や歴史のほか、県内で生産量が多い主力農産物の品目について学習した。JAが独自に作成したテキストを使ったり、長野県産品種であるりんご三兄弟を実際に食べ比べしながら、品種の特徴、味わい、香りの違いなどを学んだ。
児童からは、「りんごを食べながら学べて、とても楽しかった。もっといろんなりんごの名前をおぼえたい。」など感想が聞かれた。
2年生担任の湯本美香先生は、「本物のりんごに五感を働かせて向き合うことで、多くの新しい気付きが生まれた。今後はりんご農家の仕事へと学習をつなげていきたい。」と話す。
JAでは今後も食農教育活動をより活性化させたい考えだ。