「平川邦夫さん最優秀」生産者の努力が光る

JAあづみ
整粒値や胴割れ米を目視判定する審査員ら(長野県安曇野市で)
整粒値や胴割れ米を目視判定する審査員ら(長野県安曇野市で)

JAあづみ食糧専門委員会は7日、同JA総合事業基地(安曇野市堀金)で「第21回JAあづみ水稲品質改善共進会」を開いた。水稲の栽培技術や品質向上を目指すことを目的に、今年は管内14地区から70点の玄米が出揃った。
最優秀賞の松本農業農村支援センター所長賞に、同市穂高地区の平川邦夫さんが選ばれた。
審査は、食味値と整粒値が高い上位20点を選出。その中から農産物検査員ら9人が、整粒の高値や胴割れ米や未熟粒の低値などの目視判定で入賞10点を決定した。
2024年は昨年と同様に、高温のためかなり生育が前進し、早期の刈り取りの呼びかけを行った。残暑による高温障害が心配されたものの、1等米比率は全国トップクラスの96.9%だった。昨年は95%。同センター技術経営普及課の谷口岳志主任は「高温で大変な年であったが、水管理や適期刈り取りなどの対策が適切に実施され、生産者の努力が品質の高さに繋がった」と評した。
最優秀賞以外の入賞者は次の通り。かっこ内は地区名。
▽優秀賞=丸山貢康(明盛)小穴正壽(温)藤原義則(三田)萩原秋雄(烏川)▽優良賞=小口茂(南穂高)丸山かず子(有明)小島正明(明盛)望月純一(西穂高)藤松英久(温)

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