りんご体験学習で収穫体験 オリジナルのリンゴ大きく育つ

JA上伊那
オリジナルのリンゴを収穫する児童
オリジナルのリンゴを収穫する児童

南箕輪村立南部小学校の3年生48人は11月6日、リンゴの収穫作業を体験した。JA上伊那南箕輪支所が開く「りんご体験学習」の一環。児童らは協力農家の白鳥勲さん(52)の園地を訪れてリンゴの生育を確認し、文字や絵を描いたシールを貼って作ったオリジナルのリンゴを収穫した。
地元農家から栽培方法を学び、リンゴの生育過程や栽培の大変さ、収穫の喜びを感じてもらうことを目的に毎年開く。今年は管内2校の小学3年生183人が参加。協力農家3人の園地で、摘果作業の体験や目印を付けた果実の大きさを測ってスケッチするなど年4回の授業を行い、リンゴ「ふじ」の生育を学んできた。
この日、児童はノギスを使って果実の大きさを確かめ、スケッチして成長を記録。前回の授業で模様が付くようにシールを貼ったリンゴ3つを収穫した。その後、白鳥さんが栽培した3品種を食べ比べ、味や食感の違いを楽しんだ。
児童は「最初は難しかったけど、慣れたら簡単にとれた。大きなリンゴになって、持っているのが重い」と笑顔を見せた。
白鳥さんは「果実が小さいうちから大きくなるまで観察してもらうことで、みんなに『リンゴが食べたい!』と感じてもらえれば満足。授業を通して、リンゴを好きになったり、家などで食べる機会が増えたりすれば嬉しい」と話した。
11月14日には、村立南箕輪小学校の児童が収穫を体験する予定だ。

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