加工用ニンジン出荷会議 1本でも多い出荷を

JA上伊那
出荷規格を確認する生産者
出荷規格を確認する生産者

JA上伊那野菜部会加工ニンジン専門部は10月28日、出荷会議を南箕輪村のJA上伊那野菜選荷場で開いた。生産者や出荷先である加工業者、JAの担当者ら15人が出席。生育状況や出荷要領などを確認した。
加工ニンジンは他品目との収穫時期が調整しやすく、水田転作として栽培できる品目。市場や加工業者への出荷で安定した収入を見込める。
今年の生育は順調なものの、7月下旬から8月にかけての高温や降雨の少なさで発芽不良が多く見られ、収穫量は計画の6割の約60トンとなる見込み。収穫は12月中旬まで続き、加工業者には年明けに出荷される予定。
出荷会議では、出荷規格の確認や二股、実割れなど奇形果のカット処理の仕方を確認。へたを切った際の断面が緑色の場合はしっかりと切り落とすことや、土などの汚れを洗浄した後の水分は完全に取り除いてから出荷することなどを説明した。
同JA営農経済部園芸課の小出順誠野菜係長は「今年は栽培が厳しい大変な年だったが、一本でも多く販売につなげていく。ぜひ、多くのニンジンの出荷をお願いしたい」と呼びかけた。

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