今までありがとう 人形・着物供養祭

JA信州諏訪
法要を執り行う鈴木住職(長野県茅野市で)
法要を執り行う鈴木住職(長野県茅野市で)

JA葬祭諏訪は10月26日、毎年1回行う人形・着物供養祭を茅野市のJA虹のホールたまがわで開催した。組合員ら266人が、人形やぬいぐるみなど2503体と着物538枚の計3041点を持ち込んだ。思い入れのある品との別れを惜しんだ。
この日は、曹洞宗慈眼山検校庵の鈴木雲道住職が法要を執り行った。17人が参列。祭壇に飾られた人形たちに、感謝の気持ちを込めて手を合わせて別れを告げた。焼香では涙を浮かべる人もいた。
鈴木住職は「人形を持ってきた人の気持ちを大切にすることが私の務めです」と話した。
訪れた人は「長年一緒に過ごした人形をただ捨てるわけにはいかない。このような場を提供してくれてありがたい」と話した。

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