諏訪地域の菊愛好家でつくるJA信州諏訪健香会は10月29日、諏訪市の諏訪護国神社に初めて菊花を奉献した。拝殿前に展示し、たくさんの参拝客に鑑賞してもらう。
展示したのは、3本に仕立てた茎それぞれに巨大輪を咲かせる盆養菊2鉢と、ドーム状にたくさんの花を咲かせるドーム菊2鉢。奥山幸茂会長と会員の小林宗吉さんが丹精込めて育て上げたものだ。
同神社は、高島公園内の南端に鎮座。地元住民を中心とした参拝客や、公園敷地内に高島城があることから県内外からの観光客など、毎日多くの人が訪れる。同神社は、菊花を飾ることで「御英霊や参拝客に穏やかな秋を感じてもらいたい」と考え、JAに相談。同市内で毎年「諏訪大社上社奉献菊花展」を開く同会が要請に応じた。
渡部長治宮司は「とてもきれいな花で大変ありがたい。皆様にご覧いただき目も心も潤してほしい」と話している。